非犯罪化から20年のアオテアロアで

『様々なスティグマや差別によって、労働者としての権利が奪われているセックスワーカーを経済的・社会的に苦しめる買春処罰の動きを止めるために力を貸してください!!』 こんにちは!セックスワーカーの健康と安全のために活動する団体SWASHです。 皆さんは、セックスワーカー(性産業従事者)の実態や彼女/彼らがどのように社会において扱われているのかご存知ですか?恐らく、「セックスワークはしない方が良い仕事」「公にすべきではない仕事」「セックスワーカーは社会的犠牲者」というイメージを浮かべる方が多いのではないでしょうか? ですが、そのような考えは一面的であり、多くの人が実際にセックスワーカーの実態を目にしたことがないのではないでしょうか。セックスワーカーを様々な議論が取り囲んでいますが、断言できるのはセックスワーカーは存在しており、この社会でともに暮らしているということです。そんなセックスワーカーは、今、危機に面しています!! それは、日本において法的な買春処罰を導入しようという動きが強まっているためです。 買春処罰法とは、性的サービスを受けて、それに対する対価を支払う側、つまり顧客側を罰する法律です。 詳細は後半に記載しますが、結論をいうと、買春処罰がセックスワーカーにもたらしたのは、顧客・斡旋者・警察による暴力と社会における差別の増加、そして経済面の悪化でした。 このような調査結果は、北欧モデルを採用している多くの国々で報告されています。また、このような結果は、売春行為が犯罪化される際に、セックスワーカーが直面する問題と共通しており、加えて、セックスワーカーが逮捕されやすくなることもあります。買い手の犯罪化は、事実上、セックスワーカーの犯罪化でもあると言えます。このようなネガティブな結果を日本のセックスワーカーたちにもたらす前に、私たちは買春処罰法の導入を止める必要があるのです。 その第一歩として、本プロジェクトでは、買春処罰がセックスワーカーたちに与える影響について、既に導入された国々(フランス・北欧諸国など)で働くセックスワーカーや活動家たちにインタビュー調査をしたり、英語圏の資料を参考にしたりして、情報をまとめたリーフレットを作成し、その活動の報告イベントを開催したいと思います!! どうか、皆さまのお力をお貸しください!!

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