日本医学教育学会~医学教育ウエブ講演会~

「医療専門職と製薬企業の利益相反を考える」奨学寄附金から講師謝金まで、医療専門職と製薬企業の望ましいあり方とは? 日本の大学医学部において、製薬企業等から支払われる奨学寄附金は、その運営上、重要な役割を果たしてきました。しかし、奨学寄附金を廃止する製薬企業が現れるなど、同制度を取り巻く状況は目まぐるしく変わりつつあります。事実、2021年には、小野薬品から三重大学麻酔科に正規のルートで支払われていた奨学寄附金が、オノアクトの処方誘導を目的とするものであったとして、贈収賄事件に認定されました。同講座は、大学外に一般社団法人を作成し、製薬企業等からの金銭を誘導するような動きも行っており、問題視されました。 また、本給の他に多額の講師謝金を受け取っているような医療者に対して、社会の監視の目は以前にも増して強まってきています。現在、より透明性の高い医療専門職と製薬企業の金銭関係が求められていると言えるでしょう。以上を踏まえ、本シンポジウムにおいては、奨学寄附金や講師謝金など、製薬企業と医療専門職の様々な金銭関係に広くスポットライトを当てて、あるべき関係を参加者の皆様と探っていきます。【日時】2

www.megri.or.jp